【特徴・攻略法まとめ】紫カントリークラブ すみれコースをラウンドしてきました

2023年10月1日

みなさんこんにちは。管理人のQuattroです。

今回の記事は前稿に引き続きラウンドレポートです。
(前稿の我孫子ゴルフ倶楽部のラウンドレポートもぜひご覧ください)

今回のコースはこちら!

関東在住のゴルファーなら知らない人はいないであろう、紫カントリークラブ すみれコースです。このクラブハウスも特徴的で有名ですよね。

今年(2020年)の日本オープン開催コースということもありまして、コンディションはバチバチに仕上がってました。
最高気温が35℃を超える灼熱の中でオール歩きのラウンドでしたが、朦朧とした意識の中でもコースの素晴らしさはしっかりと感じ取ることができましたので、僕なりの感想をレポートしてみたいと思います。

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ワイド&フラットな設定だが…

公式HPの紹介等でもすみれコースは全体的にワイド・フラットでフラットな林間コースと評されることが多いです。

しかしこのすみれコース、ティーショットが簡単かというとそんなことはありません。
確かにティーグラウンドに立ってみると決して狭くはないのですが、ほぼ全てのホールの片側はOBとなっており(OUTは右側、INは左側)、しかも結構浅く感じます。
また、OBと逆側はすべて松林になっており、ほぼストレートなコースレイアウトも相まって林に入れてしまったら2打目は出すだけになってしまうケースがほとんど。

全体的に距離もしっかりあるコースなので、セカンドを少しでも短い番手で打ちたいという欲に駆られてティーショットを力み、曲げてOBや林へ……みたいなことになるとスコアメイクしづらいということですね。

ラフは日本オープンにむけてバチバチに仕上がってきており、一本一本の葉が太く強い仕様。
入れるとセカンド以降の計算が非常に難しくなるような設定でしたが、密度に関してはそこまで高密度というような感じではありませんでした。

セカンド以降もワナがある

やはり名門と言わしめるだけありまして、ティーショットのみならずセカンド以降にもワナがたくさん仕掛けられています。

特徴的なのはコース内の立ち木です。
これがなかなか効いているホールが多いです。特にロングホールの2打目や3打目にかかってくるものが多く、セカンドのレイアップでも気を抜くことができません。
「1打1打、ちゃんと考えて打ってね」という声がコースから聞こえてくるようです。

例えば12番のPAR5(当日はAグリーン、バックから466ヤード)。


画像は紫カントリークラブ すみれコース公式HPより引用

比較的距離は短いですが、フェアウェイ全体が左に傾斜しており、セカンド地点がフェアウェイ左サイドになることが多く、Aグリーン(画像左)の場合はセカンドに池が絡みやすくなるためにティーショットが成功しても2オンは狙いにくいです。
フェアウェイが左傾斜してるということは、右打ちの場合はつま先上がりのライ(フックしやすく、池に入るリスクが高まる)が多いことも2オンを狙いにいきたくない理由の一つになります。

じゃあ刻みますかという話なのですが、ここで効いてくるのが例の”立ち木”です。
この立ち木、グリーンまで残り130ヤードぐらいの地点にあるのですが、まずこいつに当てないようにレイアップするというのが一つ目の課題。ミスショットで木に当てたり、木の手前に刻んだりすると、サードに思いっきりかかるので最悪です。
木の左側は池なので、避けるには必然的に右サイドから回していかなければなりません。
左に出やすいライから木の右を回していく……意外と簡単じゃないですよね。

また、セカンドのレイアップをクリアすると残っているのは100ヤード前後のサードショット。
この辺はライはほぼフラットなのですが、100ヤード前後だとウェッジやショートアイアンでのショットになることが多く、この辺の番手はひっかけが出やすい。
ひっかけてしまえば池が待ち受けていますし、逆にそれを嫌がって右に出すとそれなりに顎が高いバンカーが待ち受けています。バンカーに入れてしまうと次はプレッシャーのかかる池に向かってのバンカーショットになりますので、サードは確実にグリーンに乗せることが求められるというわけです。

一般的に中級者以上のゴルファーにとってロングホールは比較的易しく、どこかでミスをしてもパーで上がれるチャンスが多いホールなはず。しかしこの12番ではすべてのショットでそれなりのクオリティーの球を打たなければ、パーのチャンスはありません。プレーするゴルファーの力量が試される、素晴らしいレイアウトになっています。
この12番ロング一つを取ってもこれだけ語れることがあるというところが、やはり名門が名門たる所以なのでしょう。

グリーン周りについて

グリーン自体はどちらかというと大きめで、こじんまりとしたものはほとんどなかった印象。
めちゃくちゃ傾斜がきついとかいうものもそんなになかったように感じます。
スピードも当日はそこまで速くなかったので、遅いグリーンが苦手な僕は非常に苦労しました。

グリーン周りのラフはフェアウェイサイドよりも高密度な仕上がり。
バンカーも顎が高いものが多く、グリーンを外しても簡単に寄せられるようなシチュエーションは花道以外はほぼ皆無…。
また、バンカーに関しては砂質は硬め。ところどころ砂の量が少ないところもあったのは少し残念でしたが、日本オープンの際にはここも改善していくのでしょう。

まとめ

今回は紫カントリークラブ すみれコースでのラウンドレポートをまとめてみましたがいかがでしたでしょうか。

以前はメンバー紹介等でしかラウンドできなかったようですが、現在はビジターでもラウンドできるようです(ネット予約サイトなどには上がっていないので、電話して直接の予約になります)。

2020年は男子の日本オープン、2022年には日本女子オープンとトーナメント開催が続くため、ゴルフファンのなかでは話題となっている名門コースですので、是非一度ラウンドしてみてはいかがでしょうか!!

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