【検証】一般アマチュアがロフト62度のウェッジを使ったらどうなる!?

2023年10月1日

皆さんこんにちは。管理人のQuattroです。
本日のテーマは…

「一般アマチュアが超ハイロフトのウェッジを使ったらどうなるのか!?」

というところを検証していきたいと思います。

まぁこの手の記事は名のあるゴルフ雑誌などでも何度も題材として取り上げられており、概ねどの記事も「ロフトが多いとインパクトのブレが大きくアマチュアには使いづらい」という結論ですが、やっぱり一回は実際に使ってみたかったので買ってみちゃいました(笑)

mevoによる計測データや実際にラウンドで使ってみての使用感などをまとめてみたいと思いますので、是非最後までお付き合いください。

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まずはクラブのご紹介

今回購入したウェッジがこちら。

タイトリストのボーケイデザイン SM5でございます。
言わずと知れた名器ですよね。中古で購入しましたが、パッと見た感じでは溝などの摩耗も激しくなく、特に問題なさそうです。

スペックはざっと以下の通り。

ロフト角62°
バウンス角
レングス35inch
ライ角64°
総重量478g
バランスD5

バウンスは8°と少なめで、まさにボールの下をスパッと通して球を上げるためのクラブといった感じです。

アドレスカットでの見た目ですが、やはりロフトありますね~
なんかいくらでもダルマ落としできそうな雰囲気ですw

いやいや、先入観にとらわれてはイカン!
クラブは打ってみなければわからない。早速フルショットから試してみたいと思います!

実際に打ってみた!(フルショット編)

まずは計測データ(mevo)をご覧ください。

キャリー(y)スピン量(rpm)打出し角最高到達点(y)
177.61009432.9°18.3
276.3765441.2°24.7
370.3623733.1°15.3
482.4705035.7°21.7
579.7737043.2°28.7

5球打ったデータをすべて載せてみましたが、やはり全体的なバラつきが大きいです(もちろん僕の腕が悪いのもありますがw)。

その中でも、特にスピン量の差が大きいのが目立ちますね~。
これだけズレちゃうと、コントロールがかなり難しい。ロフトの割にはスピンがあまり入っていないデータが多いですが、これはロフトが”大きすぎる”ことによってボールがフェーズに乗り切らず、いわゆる「ダルマ落とし」の状況になっているということです。

やはり、ロフトが大きくなればなるほど打点の位置によるブレが大きくなり、結果としてデータのバラつきに繋がっているということでしょう。

データ上、フルショットのマックスの飛距離が80ヤード程なので、よっぽどピンが手前でなければ52°や58°のコントロールショットなどで対応するほうがケガがないかなというのが正直なところです。

実際に打ってみた!(アプローチ編)

さーて、問題はアプローチです。
ここで役に立つのかが最大のチェックポイントですね。

用途はやはり上げるアプローチ。

結論としては…

”個人的には”めちゃめちゃ使える!

僕はそもそもウェッジで上げにいった時の距離感の出し方にあまり違和感がない方ですが、58°で上げにいくとバウンスの効きもあって少し飛びすぎてしまうミスが出ることがありました。

しかしこの62°であればイメージより飛びすぎるということはほとんどなく、開いて大きく振れば振るほど上に上がって面白くなってしまうほど。
これはロフトの大きさだけでなく、バウンスの少なさも影響していると思います。

他にも左足下がりのライからのアプローチでも、特別なことをせず傾斜通りに普通に打てば高さが出るので、ミスが格段に減ります。

そして、個人的に最高に役に立つシチューションだなと思ったのが、「砂が硬いバンカーで球を上げにいかなきゃいけないとき」!!!
フェースを開かなくても既にロフトがあるっていうのはそうなんですけど、バウンス角を増やさなくていいっていうのがめちゃくちゃ良い。

通常の58°などを使ってバンカーで球を上げたいときってどうしてもフェースを開くんですけど、それだと同時にバウンスも増えてしまうんですよね。
砂が柔らかければ全く問題ない(というかむしろバウンスは増やしたほうが良い)んですけど、硬いとバウンスが跳ねちゃってホームランのミスが出たりします。

それをハイロフトのウェッジであればフェースを開かなくても十分に球を上げられるので、硬い砂でもバウンスを殺したまま薄く取っていくのが比較的簡単にできるというわけですね。

こんな感じで、様々なシチュエーションにおいても打ち方を変えずにクラブを変えるだけで選べる球のオプションが増えるのはすごい魅力ですよね~

こういう人には向いてないかも…?

上述した通り、このハイロフトウェッジは僕にとってはアプローチのシチュエーションにおいて非常に有効でした。

これは僕がどちらかというとインサイド低めの位置からヘッドを入れてくるアプローチショットをするタイプであるからだと思われます。

逆にアウトサイドからカット目にヘッドを入れてくるタイプのアプローチをする方だと、ダルマ落としのミスが多くなってしまう可能性が高いです。

このようなタイプの方がハイロフトのウェッジを使いたい場合は、今回の記事で扱っているようなローバウンスのウェッジではなく、バウンス角12°以上のハイバウンスのものを選ぶと下を抜けてしまうミスが少なくなるはずです。
具体的に言うとテーラーメイドのミルドグラインド Hi-toe(ハイトウ)ウェッジなんか良いかもしれないですね。

まとめ

今回はハイロフトウェッジの使い勝手について検証してみました。結論をまとめると、

”フルショットでは使いづらいけど、アプローチの選択肢が増えるので試す価値あり!

だと思います。

ただ、ウェッジを増やすということは何か1本クラブセッティングから抜かなければいけないということにもなるのが悩ましいところ。
まぁそれを考えるのもクラブセッティングを考えるうえでの楽しみですから、みなさん是非色々妄想を膨らませてほしいと思います(笑)
※ちなみに僕は3番ウッドをサヨナラしました。

ハイロフトのウェッジはラインナップも多くはないので探すのが大変ですが、まずはタイトリストのボーケイ、キャロウェイのマックダディ、テーラーメイドのミルドグラインド Hi-toeあたりを候補に考えて頂ければと思います~

※本ページはプロモーションが含まれています

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Posted by quattro