【試打レビュー】EPON EF-01 ドライバーを買っちゃいました!
こんにちは。管理人のQuattroです。
本日の試打インプレッションはこちら!
エポンのEF-01 ドライバーです!
いやー、最近ドライバーが全く当たらずに悩んでいたので、「少しでも幅に収まってくれるクラブを!」ということで思い切って作ってもらいました。
ついにドライバーまでパーツメーカー(地クラブ)に…!
今作はヘッド重量を重めにして、短尺使用でも組めるようなヘッドだそうです。
ドライバーが荒れている僕には短く組めるのはメリットですね(笑)
基本のヘッド性能は”非常に中庸”とういことですが、実際に打ってみた結果はいかに!?
僕なりの評価・感想を綴っていきたいと思います~
まずはスペックから
まずはクラブのスペックをざっと挙げておきましょう。
・ロフト:10.5°
・シャフト:Diamana TB 60S
・レングス:45.25inch
・ヘッド重量:202g
・総重量:321g
・バランス:D2.5
「え、そんなに短尺じゃないじゃん」って思った方も多いことでしょう(笑)
はい、45インチより短くするのはちょっとビビッてしまいましたw
結果としては標準より一段階軽いウェイトを装着して「若干短め」ぐらいの感じで作ってもらいました。
いいんですよ!ダメだったらシャフト切ればいいんです!
伸ばすことはできないですからね、保険かけて何が悪いんだ!(笑)
ただ、一段階ウェイトを軽くしたとてヘッド重量202gは立派な重ヘッド。
ナショナルブランドではテーラーメイドのSIM MAXが同じくらいのヘッド重量だったかと思います。
ルックスはオーソドックスな丸顔。若干ディープフェースですがシャローバックなので球を捕まえるのが難しくなさそうな個人的には非常に好みの顔です。
それに加えて感じるのがヘッドのすわりの良さ。
”ポン”と置いただけでしっかりとターゲットに向いてくれてスクエアに構えやすいです。
この辺の作りこみの良さは日本のブランドならではなのかなと。この間、ある外ブラのドライバーを打つ機会があったんですけど、ソールしたら途方もなく右に向いてましたからね(笑)。
誤解のないように言うと、僕はヘッドのすわりを含む”見た目”にそこまでこだわりはありません。著しく感性を阻害するものでない限り、いい球が出ればそれでオッケーというタイプ。
それでもやはり構えたときにピシッとターゲットを向いてくれると「おぉ~…!」と思ってしまいますね。見た目も良いに越したことはない(笑)
ちなみにシャフトはDiamanaのNEWモデル”Diamana TB”の60Sをチョイス。
青マナ系統でクセのない中しなり系です。
3 POWER TECHNOLOGYで高初速・高打ち出し・好打感を実現
普段のレビュー記事では、メーカーHPを見ればわかるような設計思想についてはあまり書かないことにしているのですが、EPONのHPの商品ページを見てもスペック以外は何も書いていないので頂いたカタログをもとに軽く設計特徴について触れてみたいと思います。
今作では「3 パワーテクノロジー」という3つのテクノロジーが採用されており、柔らかい打感を維持しつつも高初速・高打ち出しで飛距離を稼げるというところがセールスポイントになっております。
①POWER CARBON(パワーカーボン)
こちらはクラウン部に採用されているテクノロジーで、インパクト時にたわんだカーボンクラウンが素早く復元することで高初速を実現させるというもの。
また、当ブログ読者のギア好きの皆様にとっては言うまでもないことではありますが、カーボンクラウンを採用することで低重心化も図れますので、スピン量の低減も効果としてあると思われます。
②POWER CHANNEL(パワーチャネル)
こちらはソール部分に採用されており、ソールのフェース寄りに入っているチャネル(スリット)にリブを2本組み込むテクノロジーです。
スリットを組み込むとインパクト時にソール側がたわみ、反発が高まります。
しかし、そのソールのたわみによってディロフト(ロフトが減る)し、打ち出し角が低くなってしまうと飛距離を最大化できません。
そこでスリットにリブを入れることでソールのたわみ過ぎを防ぎ、反発を上げつつもディロフトを抑えて高打ち出しを確保するというのが、このテクノロジーのミソになっております。
③POWER TITANIUM(パワーチタン)
個人的に最も「パーツメーカーらしいな」と感じたのがこちらのパワーチタンテクノロジーです。
(正直、その他2つは他メーカーでもよく見るやつですねw)
EF-01のフェースには、通常はルール適合外ドライバーのフェースに使われるような反発性能の高いチタンが使用されています。
素材そのものの反発性能が高いため、通常のドライバーよりもフェース厚を厚く作ることが可能になり、結果として非常に柔らかい打感を実現できたというわけです。
こういう贅沢な素材使いはパーツメーカーならではのものですので、「さすがコストかかってるな」という印象を受けますね。
実際に打ってみた!
前置きが長くなりました(笑)。さて、試打レビューと参ります!
まずは計測データからご紹介(mevoにて計測)。
ヘッドスピード | ボールスピード | ミート率 | 打出角 | スピン量 | キャリー | |
平均 | 43.0m/s | 63.2m/s | 1.47 | 13.4° | 2163rpm | 224.4yds |
最大 | 43.5m/s | 64.7m/s | 1.49 | 13.6° | 2043rpm | 231.6yds |
最小 | 43.1m/s | 64.5m/s | 1.5 | 9.7° | 2165rpm | 218.5yds |
特筆すべきは初速の安定感。多少打点がズレてもあまり初速が落ちすぎずに球が飛び出していきます。
そのおかげか、平均と最小のキャリーの差がわずか約6ヤード!
最小値に関してはフェースのやや下目でヒットしているのですが、初速がほとんど落ちていません(むしろ、データ上は平均値より初速が出てしまっている…)。
また、パワーチタンの効果なのか、打感がめちゃめちゃ柔らかい!
加えてオフセンターヒット時のヘッドのブレも少ないので、球がフェースのどこに当たったのか正直わかりにくい。
これを「どこに当たってもそれなりに前に行ってくれる!すげぇ!」と捉えるか、「どこに当たってるかわかんないから、フィードバックが得られないんだよな」と捉えるかはその人次第なのかなぁと思います。
完全に個人の好みの範疇、そして僕は前者のタイプです(笑)。
コースでの結果
コースに出て打ってみると飛距離性能もさることながら、球の捻じれなさに驚かされます。
「あ、やばい!」と思っても、途方もなく曲がっていく球にはあまりなりません。頑張って耐えてコースに残ってくれます。
イメージ的には打ち出した方向に真っ直ぐ飛んでいく感じですかね。
特に、右へのスッポ抜けみたいな球への補正力は高いと思います。
このようなミスへの寛容性の高さはドライバーが苦手な僕にとってはありがたい限りです…。今のところ3ラウンド使ってみてOBを一発も打っていません。こんなの久々です(笑)。
そして上述の通り、もちろん飛距離性能も高いものがあります。
打ち出しに関してはそこまでめちゃめちゃ上がるという感じではありませんでしたが、やはり初速性能が高いのか、軽く打っても「こんなきてるの…?」ってとこまでいってました。
こういうクラブだと無理しなくても飛ぶという安心感があるので、ドライバーをむやみやたらに振り回さなくなるという副効果も得られますよね。
どんな人に向いているのか
ミスヒットに強く飛距離性能も高いので、基本的にはどんな人が使っても恩恵が大きいドライバーだと思います。
特にヘッド特性上、短尺で組めるという点は僕を含めたドライバーが苦手な方にとっては大きなメリットになります。
ただ、「安定感」と「操作性」はやはり一定のトレードオフ関係がありますので、球を曲げてコントロールしていきたいという方には物足りなさがあるかもしれません。
また、上述したように良くも悪くも打点の位置がわかりづらいドライバーなので、打感からのフィードバックを重視する方にも少し不向きかもしれないです。
とは言っても、ほとんどのアマチュアゴルファーが飛んで曲がらないドライバーを求めていますよね!
もちろんパーツメーカーのクラブですので少々お値段は張りますが、「OBの数が年間で半分になるかも!?」と思えばそれだけの価値を見出せると思います。
この記事をご覧頂いて興味を持って下さった方は是非お近くのEPON取り扱いの工房さんで試打してみてください~
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