【特徴・攻略法まとめ】我孫子ゴルフ倶楽部をラウンドしてきました!

2020年8月30日

こんにちは。管理人のQuattroです。
私は居住地が千葉県なのですが、千葉にはいわゆる「名門」言われるゴルフ場が多く存在します。

そのなかでも最も歴史が古いゴルフ場の一つが「我孫子ゴルフ倶楽部」です。
”世界のアオキ”こと青木功をはじめ、林由郎や海老原清治など、我孫子一門と言われるプロゴルファーたちは、皆この我孫子ゴルフ倶楽部で腕を磨いてきたわけです。

今回、そんな伝統のある名門クラブをラウンドする機会に恵まれましたので、そのレポートをしてみたいと思います!!

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全体的にフラット&ワイドな林間コース

コースレイアウトは比較的フラット&ワイド。OBを打たないという視点だけでみれば、ティーショットのプレッシャーはあまり大きくないホールがほとんどです。実際にティーショットを曲げてもOBになることは少ないでしょう。

しかし、我孫子といえばバンカー。このバンカーが非常に厄介です。
バンカーというとグリーン周りのガードバンカーをイメージされる方も多いかもしれませんが、我孫子はフェアウェイバンカーもめちゃめちゃ効いているんです。

フラット&ワイドな見た目のなか、ティーショットが落下してちょうど入りそうな場所にフェアウェイバンカーが巧みに設置されており、このバンカーを避けなければと考えるとティーショットの落としどころがグッと限られてきます。左右だけでなく縦距離の調整も迫られ、メンタル的なプレッシャーは大きいです。

しかし、ただ難しい位置にバンカーを置いてるだけではないというところが名門が名門たる所以。
しっかりとバンカーを避けていいポジションに置けばセカンドのアングルは楽になるように設計されています。

グリーン周りも難解

続いてグリーン周りについてですが、こちらもバンカーがいい感じに効いているんですよ(笑)。
顎が高いものが多く、入れてしまうと出すことにだけでも神経を使います。

この我孫子ゴルフ倶楽部、元々の設計は日本オープンの初代優勝者の赤星六郎(2010年に改修)で、赤星さんは世界的に有名な設計であるチャールズ・アリソンの影響を強く受けていると言われています。
アリソンといえば川奈ホテル富士コースにある有名な「アリソンバンカー」ですね。
こちらも顎が高いバンカーですが、赤星さんはそのようなバンカーの設置を好み、改修後もそのテイストは踏襲されているものと見受けられます。

花道もないわけではないのですが、セカンド地点から見てまっすぐな位置に花道があるホールというのは少ない印象。
セカンドをバンカーに入れないようにして、かつミスをしても安全な場所に運ぼうとすると、やはりそれなりに球筋をコントロールする技量が求められます。

グリーンはベントの1グリーン(改修前は2グリーン)。
グリーン自体は僕がラウンドした際はそこまで速くなかったのですが、なんせメンテがしっかりしていて非常にきれいなグリーンなので、見た目が速そうに見えるんですよw
重いとわかっていながらも打ち切れずにショート…という場面が何度もありました。

コースメンテ・芝質が最高

一流コースはコース管理も徹底しています。

上述したようにグリーンコンディションはもちろんのこと、フェアウェイ、ラフに至るまで芝がびっちりと生えそろっており、高密度。
こうなってくるとラフがやっぱりしんどいですよね。埋まっちゃうとどうやってクラブ入れようか悩みます。特に、パワーのない女性なんかは余計にしんどい。実際に同伴の女性プレーヤーもラフで非常に苦労しておりました。

そしてこのラフというのが意外とフェアウェイにせり出してきているんですよね。
イメージ的にはこんな感じ。

上述したようにティーショットにおいてOBや林などのペナルティエリアまでは幅が広いのですが、フェアウェイに置くとなれば意外と狭い幅に打っていかなければいけないのです。

ティーショットをちょっと曲げてラフに入ってしまうと、高密度で元気な芝との戦いでセカンドの難易度が上がるということですね。

当たり前の話ですがティーショットの結果でスコアへのつながりやすさは

フェアウェイ>>>ラフ>>>林>>>>ペナルティ

ですよね。でもこの当たり前をしっかり当たり前に仕上げてきてるところが素晴らしいわけです。
コースによってはティーショット曲げても何の問題もなくセカンドが狙えるというところもたくさんありますからね。

まとめ

今回は我孫子ゴルフ倶楽部でのラウンドレポートをまとめてみましたがいかがでしてでしょうか。

やはり名門コースというのはプレーフィーは高いもののそれだけの価値があるコースというところが多いです(そうでないところもありますが…)。

自分の打った球のクオリティがそのままスコアに帰ってくるような、プレーヤーにとっては非常にやりがいのあるコースですし、こういうコースで定期的にプレーすることがゴルフの上達につながるのだなと感じました。

メンバーさんの紹介等がないとなかなかラウンドできないコースですが、みなさんも機会があればぜひ一度回ってみてください。

番外編

フロントはこんな感じ。やはり古いコースなのでクラブハウスがめちゃくちゃ豪勢ということはないです。


(現在のクラブハウスは3代目で、1980年に建てたもの。それでも築40年…)

入口のすぐ脇には我孫子の歴史を彩る数々のトロフィーがズラリ。

日本のゴルフ史の一端を勉強することができました~

【追記】
同時期に紫カントリー すみれコースキングフィールズ ゴルフクラブもラウンドしてきましたので、そちらの記事も是非ご覧ください!

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