【試打レビュー】ついにウェッジもでた!コストコ KIRKLAND Signature ウェッジを買ってみた!

2021年3月21日

みなさんこんにちは。管理人のQuattroです。
本日の試打インプレッションはこちら!

ついに来ました。コストコのプライベートブランド「カークランド」より出ましたウェッジ3本セットでございます。

前回のパターに続き、カークランドブランドでウェッジまで出してきましたね。
今年の夏にUSGAの適合リストに載ってからというもの、いつ日本で発売されるか首を長くして待ち続けていましたが、やっとこさ発売されました。
おそらくコロナの影響で若干発売が遅れたのだと思います。

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前回の「KS1 パター」が驚くべきコストパフォーマンスでありましたが、今回のウェッジも驚愕のお値段、なんと3本セットで17,980円です。
某Vo〇eyウェッジ1本のお値段より安いです…!!

もちろん安ければいいというわけではありませんが、KS1パターが良い出来だっただけに今回のウェッジも期待大です。

それでは、いつもと同じようにデータを交えながら試打&評価をしていきたいと思います~

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52°/56°/60°の3本セット
初心者でも手を出しやすいロフト設定と価格帯

まずはセットの内容についてざっとご紹介していきたいと思います。

ロフト角バウンス総重量ヘッドバランスレングスライ角
52°10°456.0gD335.5inch64°
56°10°463.5gD435.25inch64°
60°465.0gD435inch64°
総重量はカタログ表記がないので実測値です

52°と56°はある程度バウンスがあってミスへの許容度を上げながらも、60°は球を上げるクラブとしてバウンスを少なめにしてあり、中上級者にも好まれる設定です。
初心者の方でも、最初は60°を入れずに52°と56°だけ使ってラウンドすればいいと考えれば、初めて買う単品ウェッジとしてはコスト的に非常にリーズナブルであると言えます。

対して気になるのポイントは総重量が少し軽めなこと。
現在私のエースウェッジであるRTX ZIPCOREウェッジ(ダイナミックゴールド装着)に比べると、総じて10g程度軽くなっています。

まぁ軽いと言ってもDG装着のウェッジより軽いという話なので、MODUS 120ぐらいの重量帯のシャフトが入ったウェッジと比較すれば同程度の重さということになるでしょう。

このあたりのことを考えるとすると、ご自分のお使いのアイアンセットの装着シャフトによって、このウェッジを吊るしのまま使えるか否かが別れてくるかもしれません(これ結構重要ポイントです)。

番手ごとに重心設計を変え、クラブに求められる機能を具現化

アドレスカットでの見た目はこんな感じ。

写真は52°のもの

大きすぎず小さすぎないヘッドサイズで、ネック形状は綺麗なストレートネック。構えたときに何ら違和感は感じません。

グリップはカークランドのオリジナルで、ゴルフプライドのツアーベルベットラバーみたいな感じの質感。こちらも何ら違和感なし。

ただ、ロゴマークを正面に向けて構えるとフェースがめちゃくちゃ開くので、この辺が気になる方はグリップを挿し直す必要がありますね。

そして個人的に一番「おぉ!」と思った点は、番手別にヘッドの重心設計を変えてきているところで、トウ側のフェース厚が52°が薄め、56°/60°が厚めになっています。

おそらく52°はフルショットでも多用することを想定して若干重心を低めにし、56°/60°はスピンをしっかりと効かせていくために重心を高めに設定しているのだと思います。
安価なクラブでありながらここまでディテールにこだわってくる、恐るべしコストコです。

実際に打ってみた!(フルショット編)

ではここから実際に打ってみてのインプレッションに参りたいと思います。
まずはフルショット編ですが、こちらは計測データを交えながらお話ししていきます。

キャリースピン量打出し角
52°109.7y8967rpm29.8°
56°99.5y9517rpm36.3°
60°83.2y9142rpm39.1°

うん、数値的には何も問題無いですね(笑)
距離もロフトなりにしっかり出て、スピンもきっちり入る。

個人的には総重量が軽く、シャフトの手元が少し硬めに感じたので正直多少の振りづらさはありましたが、これは個人の好みの問題ですね。
振動数的にはDGよりも柔らかいシャフトらしいのですが、キックポイントの違いに起因するものなのか、僕には少し硬く感じてしまいました。

打感は比較的ソフトで、コントロール性も良好。
フルショットに関して、性能的な文句の付けどころはほとんど見受けられませんでした。

実際に打ってみた!(アプローチ編)

続いてアプローチについて。

やはり重さになれていないのか最初は何発かトップ気味の球を打ってしまいましたが、慣れてきて当たりが厚くなると番手なりにしっかりスピンが入ります!

僕の感覚としては重心距離が少し短めで、バウンスが表示よりも効いているように感じるので、どちらかというと右足寄りにおいてフェースローテーションいれながら上からバーンって打っていく人に合っているのかなと思います。

バンカーショットにおいてもバウンスの効きが強いので、ロフトのイメージよりも前に飛んでいく印象を受けました。
ただ、セッティングとして60°まであるので、少しロフトイメージよりも上がりにくいからといって困るケースはほとんどないのではないかと思います。

また、残念ながらこの時期は冬で芝が枯れているのでラフからのコントロール性能に関しては十分な検証はできないので、これは夏場に改めて実験したいと思います。

コストパフォーマンスとしては最高のレベル
ただし吊るしで使えるかはアイアンのスペック次第

ここまで僕なりのインプレッションを綴ってみましたがいかがでしたでしょうか。

上述したように、ウェッジ単体としては非常にコストパフォーマンスが高いと思います。

ただやはり気になるのはその重量設定。
もちろん個々のアイアンセットの重量帯によって異なりますが、DGが入ってるアイアンを使っている人はその下にこのウェッジを吊るしのまま入れるのはおススメできません。重量フロー的にあんまりよろしくないかと…。
modus120ぐらいの重量帯のシャフトが入ったアイアンを使ってる人でギリギリかなって感じです。

コンセプト的にリシャフトして使うようなクラブではないので、重量的にマッチする方には選択肢の一つになるクラブになるかと思います!

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