【試打レビュー】TaylorMade Spider EXを打ってみた!(スモールスラント編)
皆さんこんにちは。管理人のQuattroです。
今回の試打インプレッションはこちら!
テーラーメイドの新作パター、スパイダーEX(スモールスラントネック)でございます!
先日は同シリーズの”フローネック”というネック形状のモデルについて試打レビューを書かせて頂きました。
(ご興味ある方は以下のリンクから)
これはこれでよかったのですが、「もう少し操作性があってもいいかなぁ」と思ってしまいスモールスラントのモデルも購入(笑)
こちらのレビュー記事も書いてみたいと思います!
せっかくなのでフローネックとの違いや現エースである前作スパイダーX(スモールスラント)との比較も含め、僕なりの評価・インプレッションを綴って参りますので、是非最後までお付き合いください。
まずはスペックから
スペックはざっと以下の通り。
(フローネック編で書いたこととの重複もありますがご容赦を)
・シャフト:TaylorMadeオリジナル フルーテッドシャフト
・総重量:547g
・ロフト角:3°
・ライ角:70°
・トゥハング角(90°−重心角):28°
・レングス:34inch
メーカーのラインナップとしては、色がプラチナム(シルバー)・ネイビー・ホワイトの3色、ネック形状もスモールスラント・シングルベンド・センターシャフトの3タイプ。
すべてのカラーに対してすべてのネック形状が用意されているわけではないのでそこは要注意です。
前作では選択可能だったサイトラインの種類に関しては、今作では「トゥルーパスアライメント」のみになり、好みで選ぶことはできなくなっています。
その他、ヘッドサイズの若干の大型化やPURE ROLEインサートの素材変更などはあるものの、総重量の違いもほとんどなく、基本的にはスパイダーXの機能を継承しつつ更に寛容性やフィーリングを上げていこうという開発コンセプトになっているように感じました。
対して、前作からのX大きな変更点は”シャフト”であります。
前作XではKBSの「C-taper ツアー」というシャフトを採用していましたが、今作ではテーラーメイドオリジナルの「Fluted Feel™ STEEL SHAFT」というシャフトにチェンジ。
この新しいフルーテッドシャフトに関してはフローネック編で詳しく言及しておりますので、そちらをご覧頂ければと思います。
外観比較(vs フローネック)
ヘッド体積は変わらないハズですが、個人的には少しフローネックのほうが大きく見えます。
おそらく、フローネックのほうがフェースプログレッションが小さい(要はちょっとグースネックっぽい)ため、シャフト軸線上からヘッドのおしりまでの距離が長くなり、結果として少し大きく見えるのだと思います。
この辺は好みの問題なので、量販店等で両方構えてみてどちらがしっくりくるのか、安心感があるのかなどを自分なりに比較してみるのがベターです。
スモールスラントのほうが少しトウが下がっています
重心角はカタログスペック上は6°違います(フローネックのほうが大きい)。
「なんだたったの6°か」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、こうして並べて比較してみると結構変わりますよね。
一般的(理論的)には重心角が大きくなるほどストレートにストロークしやすくなりますので、「フローネックのほうが真っ直ぐ目に引きやすい」ということになります。
外観比較(vs Spider X スモールスラントモデル)
続きまして新旧のスモールスラントモデルの比較です。
まずアドレスカットの見た目ですが…
いやぁほとんどフォルムは一緒ですよねw
EXのほうが少し大きいかな?ってぐらいでほとんど見た目は一緒。
”変わらない”ということは、”変える必要がない”とも言えるわけで、それだけ前作Xの完成度が高かったとも言えるかもしれません。
トウの下がり具合がほぼ同じ
前作Xはカタログに重心角の記載がないため、カタログスペック上の比較はできませんが、こうして写真で比べてみるとほとんど差がないように見受けられます。
グリップも同じものを採用、総重量や形状、重心角もほとんど変わらないとなると、あまり機能的な差は出ないんじゃないかと打つ前から思ってしまいますねw
上述したように前作Xとの大きな差は新しいインサートとシャフトなので、こやつらがどこまで変化をもたらしてくれるのか、実際にラウンドで使って検証したいと思います!
【関連記事】
実際にラウンドで使ってみた!!
というわけで早速ラウンドで使ってみました!
打感はフローネック編でも言及したように、アルミを配合した新素材のPURE ROLEインサートのおかげで非常にソリッド。
打音もいわゆる「クリック音」というやつがしっかりと聞こえてくるので、個人的には好みです。
やはりフローネックよりは操作感がありますが、フルーテッドシャフトによる若干の”遊び”のおかげでピーキーになりすぎず、車で例えるなら「めちゃくちゃ高性能のセミオートマ車」といった感じ。
前作Xのスモールスラントモデルがマニュアル車寄りだったので、そこから言うと若干汎用性を上げてきた印象ですね。
前作X同様、打点のズレにはめっぽう強いので、変なところに当たってもある程度転がってくれて出球もズレにくい!
打点ズレによる距離感のバラつきも少ないということはロングパットのタッチも会いやすくなるので、パターの練習量が少ないアマチュアゴルファーはとても大きな恩恵が受けられるモデルだと思います。
どんな人に向いているのか?
総括すると、前作Xの操作性に少しの易しさと打感・打音の向上をプラスしたのがこのモデル。
やはりスモールスラントのモデルなので、操作感を大事にしたい方に試して頂きたいですね。L字やブレードのパターを使っていた方で、「もう少し易しいものが良いな」なんて思っている方には本当に超おススメ。
逆に、真っ直ぐに動かしたい方は、フローネックやシングルベンドのモデルのほうが良いでしょう。
個人的にはパターの調子が良い時のエースとしてスモールスラント、調子が悪い時のためによりオートマチックなフローネック、みたいな感じで2本体制を敷いてみようかと考えております!
せっかく2本買っちゃったしな(笑)
気になる方は、是非ショップ等で試打してみてくださいね~
※本ページはプロモーションが含まれています
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません