【試打レビュー】TaylorMade SIM ドライバーを打ってみた!

2020年10月14日

みなさんこんにちは。管理人のQuattroです。
本日の試打レビューはこちら!

【テーラーメイド公式HPより写真引用】

テーラーメイドの新シリーズ、SIMドライバーでございます!
(今回の試打はスタンダードモデルの方ですね)
テーラーメイドといえば2016年にMシリーズをスタートさせて一大ヒットを作ってきたわけでありまして、今回もM7&M8かなーなんて思っていたのですが、ガラッとシリーズを変えてきました。

SIMというのは「Shape In Motion」の略だそうで、ダウンスイング時のヘッドの空気抵抗を減らす、いわゆる空力性能の向上によってヘッドスピードを上げるというコンセプトなわけです。
本稿では計測データも参考にしながら僕なりの評価・インプレッションを綴っていきたいと思います!

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まずはスペックから

まずは試打クラブのスペックをざっと挙げておきましょう。

・ロフト:9°
・シャフト:TENSEI SILVER TM50(テーラーメイド純正シャフト)
・総重量:307g
・バランス:D3

例のごとく詳しいスペックや設計思想はメーカーHPをご覧ください。

実際に打ってみた!

実際に打ってみた第一印象……

「球あがんねぇ…」

当方HS44ぐらいですが、ロフト9.0°だとほんとに球があがらない。
以下計測データですが、スピンも強烈に少ない!試打室のティーが少し高かったせいもあると思いますが、スピンが少なすぎてコースだとドロップするリスクを感じました。

・HS:43.4m/s
・打ち出し角:11.6°
・スピン量:1201rpm
・キャリー:206.7ヤード
・総飛距離:249.5ヤード
(4球打った平均値)

歴代のMシリーズ同様に球が捕まりやすい感じはなく、右に来やすいクラブだと思います。
また、メーカーが歌っている空力性能の高さに関してですが、僕のヘッドスピードではあまり効果を感じることができませんでした。
空気抵抗というのはヘッドスピードが上がれば上がるほど大きくなるわけなので、HS50m/sを軽く超えてくるPGAのプロ達には効果があるかもしれませんね。

純正シャフトは素直な中しなり系で、ことさら頼りない感じもありませんでした。
HS45m/sまでの方でしたら、まずは純正シャフトから試して頂きたいと思います。

ただ上述したように本当に球が上がらないので、ロフトは見栄を張らずに10.5°も試してみたほうがいい結果が得られるケースが殆どでしょう。

最後に

PGAのテーラーメイド契約プロ達がこぞって発売前からスイッチしたことで話題になったSIMドライバーですが、上記の計測データからも正真正銘のツアーモデルであることがわかります。

ヘッドスピードがとても速い人は使いこなせるかもしれませんが、多くのアマチュアゴルファーにとっては兄弟モデルのSIM MAXのほうが安定した結果が得られるのではないかと思います。
ただ、一発の飛びを求める人やスピン量が多すぎて困っている人にとっては可能性を感じさせるクラブかもしれません。
当該お悩みを抱えてる方は是非試打してみてください!


追記

兄弟モデルのSIM MAXドライバーのレビューはこちら
是非参考にしてみてください。

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