【試打レビュー】TaylorMade SIM MAXドライバーを打ってみた！

2020年3月12日2020年10月11日

皆さんこんにちは。管理人のQuattroです。
今回の試打インプレッションはこちら！

写真はテーラーメイド公式HPより引用

テーラーメイド SIM MAXドライバーです！
先日SIMドライバーのインプレを書きましたが、今回はその兄弟モデルということで。
（参照：【試打レビュー】TaylorMade SIM ドライバーを打ってみた！）

SIMドライバーがゴリゴリのアスリートモデルであるのに対し、MAXは少し寛容性を高めたモデル。バックウェイトの増量とフェースの大型化でSIMドライバーよりもオートマチックに高弾道を打てるモデルだというのがメーカ側の謳い文句です。
要は従来のMシリーズの奇数偶数の関係と同じですね（M1よりM2のほうが寛容性が高いみたいな）。
ただ、ゴルフクラブというものは面白いもので、メーカー側が難しいと謳っているシリーズの方が打ちやすいと感じる人がいたりすることも事実です。実際僕も大した腕ではありませんが、めちゃくちゃ難しいと言われる初代M1を未だに手放せない状態です。
これまでに初代M2、M3と試してきましたが、どうもしっくりこずにM1に戻ってしまいます。

前置きが長くなってしまいましたが、要はゴルフクラブって個人の好みだから試打するときは予めバイアスをかけるのではなくフラットな気持ちで打とうねってことです。
それでは、本稿ではそのフラットな気持ちで打ってみたSIM MAXドライバーのレビュー・評価を綴ってまいりますので、ぜひご参考にしてみて下さい

まずはスペックから

まずは試打クラブのスペックをざっと挙げておきましょう。

・ロフト：9°
・シャフト：TENSEI BLUE TM50（テーラーメイド純正シャフト）
・総重量：298g
・バランス：D2.5

例のごとく詳しいスペックや設計思想はメーカーHPをご覧頂きたく。

兄弟モデルのSIMとスペックを比較すると、目につくのはやはり総重量の差ですね。
SIMが307gであるのに対してMAXは298gということで、9グラムも軽くなっています。
対SIMでシャフト重量差が-2g、グリップ重量差が-5.5グラムなので、計算上ヘッド重量は-1.5gということになります。
全体的に軽量化することで振り抜きやすさを向上させようというメーカーの意図が伺えますね。

実際に打ってみた！

アドレスカットの見た目ですが、SIMよりも若干シャローバックに作られており、MAXのほうがより深低重心化を図っているのかなと推測できます。

実際に何発か打つと、SIMよりも明らかにこちらのほうが球が上がります。
以下、計測データを見ても打ち出しがしっかりと出ており、スピンもある程度入るので非常に安定感があります。

・HS：43.5m/s
・打ち出し角：15.5°
・スピン量：2159rpm
・キャリー：223.8ヤード
・総飛距離：251.3ヤード
（4球打った平均値）

シャフトはSIMの純正シャフトよりは少し柔らかく感じましたが、基本特性は素直な中しなりっぽい感じ。頼りないという感じはなく、HS45ぐらいまでだったらまず純正から試していただきたいなと思います。

SIMの試打の直後にMAXの試打を行ったから尚更ですが、この寛容性と安定感は非常にありがたく感じました。
かと言って、スピンも2000回転台前半と決して多いわけではないので、ロフト選びには注意が必要です。僕が買うなら10.5°でもいいかなと思いました。

捕まりはSIMよりも少し良く感じましたが、それでもめっちゃ捕まる！って感じではないです。
あくまでSIMと比較するとまぁ捕まるかなーという程度ですね。

結局SIMとMAXどっちがいいの？

もちろんゴルフスイングというのは千差万別なので、一概にどちらがいいという判断はできません。
しかし、統計的にボリュームゾーンといわれるヘッドスピード帯（HS40m/s前後）の方であれば、多くの方の場合MAXのほうが受けられる恩恵が大きいと思います。
SIMのほうはスピン量が非常に多い方やヘッドスピードが50m/s前後の方でないと、正直メリットが殆どないのではないかと…。