【試打レビュー】TaylorMade P7MC アイアンを徹底評価!

2023年10月1日

皆さんこんにちは。管理人のQuattroです。
本日の試打インプレッションはこちら!

画像はテーラーメイド公式HPより引用

テーラーメイド P7MCアイアンでございます。

「MC」とは「Muscle Cavity(マッスルキャビティ)」のことを指し、マッスルバックの打感・操作性にキャビティの寛容性を加えたというコンセプトですね。

前作PシリーズのP750やP770の後継に当たるものと思われますが、その性能はいかに!?

データを交えながら僕なりの評価・感想を綴っていきたいと思います!

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SELECTFIT STORE(セレクトフィットストア) 限定モデル

まずこのP7MCアイアン、どこのゴルフショップでも買えるというわけではありません。
テーラーメイドの認定を受けた【セレクトフィットストア】でのみ扱うことを許されたモデルです。

このセレクトフィットストア限定モデルというのはこの2020年秋の新作から導入されたもので、フィッティングを前提としたカスタム対応を売りにしています。

テーラーメイドはそのためにセレクトフィットストア対応の工場を新設するという気合の入れよう。

近年どのメーカーもこのようなフィッティングに力を入れてきているような気がします。
やはりPINGのフィッティングが好評を得ているところからの影響が大きいような…。

従来テーラーメイドはメーカーカスタムとしてのロフト角・ライ角調整などは行ってきませんでしたが、このPシリーズではそれも可能になっております。

フィッティング自体に料金はかからないので、ユーザー側としてはしっかりと自分に合ったクラブを選びやすいという点では非常にありがたいことですね。

スペックをざっとご紹介

スペック(5番アイアン)は以下の通り…

・シャフト:N.S.PRO MODUS3 TOUR105 (フレックス:S)
・総重量:414g
・バランス:D2
・ロフト角:26°
・ライ角:61.5°
・レングス:38inch

今どきのアイアンとしてはロフトは”かなり”寝ている方で、PWで47°もあります(その他番手等のスペックは公式HPを参照してください)。

Pシリーズのなかで同じようなクラブを作っても仕方がないので、やはりP790やP770とは明確に住み分けをしてきています。
(P770の試打レビューはこちら、P790の試打レビューはこちらです)

飛び系P790
ちょい飛び系P770
コントロール系P7MC
超コントロール系P7MB

カテゴリー分けするとこんな感じ。
寛容性は上から下に向かって低くなっていきます。

見た目的にはP770より少しコンパクトでトップブレードも薄めなのですが、面白いことにオフセットはP770よりもほんの少しだけ多いように見えました。

この辺は本当に微妙な見え方の違いなので、実際にFP値を計ったらP7MCの方がオフセットが少ないということもあるかもしれません。

実際に打ってみた!

まずは計測器(GC2)による計測数値をご覧ください。

・初速:47.2m/s(48.0m/s)
・打ち出し:19.3°(17.1°)
・スピン量:6453rpm(5870rpm)
・キャリー:143.8ヤード(148ヤード)
・総飛距離:153.8ヤード(159ヤード)

()内には比較対象としてP770の計測数値を載せておきました。

ロフトの差が一番の要因であると思いますが、P770と比較して打ち出しとスピン量が多く、初速は少し抑え目。結果として飛距離は半番手ほど飛んでいません。
数値を見ても”飛び”の要素よりも”止める”要素が多く、中上級者がいわゆる「アイアンらしい弾道」でグリーンをピンポイントで狙っていける仕様だなと感じました。

このように書くと寛容性が低く曲がりやすいのではないかと思われる方もいらっしゃるでしょうが、直進性も高いのでターゲットから大きくズレてまがっていくということはほとんどありませんでした。

そして個人的に一番驚いたのが打感です!!

「バシッ!!」とフェースに乗って、そこから球を押し込んでいけるので非常にコントロールがしやすい。
吸い付くような打感とはちょっと違うんですけど、個人的には大好きな感触でした。

どんな人に合うのか

どんな人に使ってもらいたいか一言でまとめると…

スピンが利いたアイアンらしい球を打ちたい中上級者です!!

スピン性能・押し込んでいける打感も含め、しっかりとターゲットに対して球を”運ぶ”イメージができる素晴らしいアイアンだと思います。

ただ、ロフトが寝ておりクラブに飛距離性能を求めることができないため、使いこなすにはやはりそれなりに自力で球を飛ばせるパワーが必要。初級者やパワーがあまりない方には少ししんどいかもしれません。

最後に

フィッティングニーズの高まりにより、この秋の新作モデルから導入されたセレクトフィットという新しいコンセプトがテーラーメイドに導入されました。

そのフラッグシップモデルとも言えるP7MCアイアンですが、さすがの出来栄えと言わざるを得ません。
コントロール性と寛容性を両立する絶妙なラインをついてきているところに設計の妙を感じます。

P770と同様にお値段はちょっとお高めですが、ゴルフをアスレチックに頑張っている方にとっては購入を検討する価値ありです!!

是非試打してみてください~

※本ページはプロモーションが含まれています

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